独立する前に思っていた疑問

先日独立を考えている人から色々と質問を頂きました。
※人材系の仕事の話です。

■独立して寂しくないか？
独立して寂しいと思ったことは、私はほとんどないです。
むしろ前職の時の方が「なんか違うんだよなー」と漠然に思っていたように思います。

これは前職が悪いわけではなく、転職者なら多くが感じた事のある違和感みたいなものです。

あと漠然とキャリア迷子ですかね。
仕事は一生懸命したいけど、この会社に尽くし過ぎるのはどうなんだろうみたいな感じです。
それは一社目でもたまに感じていました。自分の親族の多くが自営をしている事も大きいと思います。

そういう気持ちの整理が出来た事で、焦りとか寂しいとかの感覚は全くなくなり、
仕事に打ち込めるようになりました。

■普段誰とも話をしないのか？
それは仕事の貰い方とかにもよるんじゃないでしょうか。
基本的にはリスクヘッジの為にも、多くの企業の案件(仕事)を持った方が良いと思います。

多分サラリーマンが会社に在宅で仕事しているのと同じだと思います。

私は仕事で毎日対面かＷＥＢで誰かと接しています。

■毎日朝から仕事をしているのか？
私の場合はサラリーマン時代と同じです。
平日は9時より前からは仕事をし始めて土日は何かしらの仕事をしますが、基本は休みにしています。

■仕事の刺激や学びが無さそう
これが嫌でフリーランスを辞める人とかがたまにいたりするのですが、よっぽど今まで恵まれた環境だったんだと思ってしまいます(笑)
悪く言えば、与えられていた環境ですかね。

私の場合は、サラリーマン時代から同じですが、基本はクライアントです。
※リクルートの江副さんの本にも出てくる言葉で、「分からないことはお客様に聞く主義」というのがあります。

今は特にそうですが、
私はその企業の社員になったように物事を捉えるようにしています。

これは自分の特技かもしれないですが、当事者意識を持つことが得意です。

なので、関わった企業の考え方やビジネスモデル、人事戦略、モチベーション維持の手法、給与体系、人間関係など、
学べる限り学びます。そして自分のノウハウにしていくようにしています。

■お金の心配はないのか？
私のように元手の少ないビジネス(コンサル、代理店、紹介など)だと続けるだけなら、普通にやっていると出来るとは思います。

極端に言えば、毎月20万あれば生きてはいけます。
※例えば求人関係の営業電話代行だと1アポ1万円で買ってくれます。
私は勿論こういう仕事はやった事が無いですが、独立して不安な時はいつも「最後はこの仕事があるさ」と思っていました(笑)。

これまた、たまに独立して仕事もあって給与も良かったが辞めたという話も聞きますが、
ホンマか？と思ってしまいます。
サラリーマン時代の数倍稼いでいる方でサラリーマンに戻った人を私は見たことがありません(笑)。
要は理想にいけるまでの、仕事が無かったのではないかと思います。
そこで踏ん張りがきかず、「なんか違う、辞めよう」と思う気持ちは理解できます。

■安定はしていないのか？
安定はしてないと思います。

でもサラリーマンの時もよく考えると別に安定していたわけでは無かったと今は分かります。

若い時は、年に数10％は退職する環境で仕事をしてましたし、
この歳になると大体みんなマネージャーなどを経験して、下も出てきて王道のポジションが無くなる頃です。
人材会社だと40前後で、大手企業で50前後で大体この道を歩みます。
※子会社、新規事業、海外、職種転換などがキーワードになります。

別にそれが悪い事とは私は思いません。でもそれもリスクのある話だと思います。

ただし、リスクとしては
サラリーマンは、今を100として10年後に80～120くらいの待遇やキャリアを歩む人が多いでしょうが、
独立すると、0～500くらいの幅があります。下手するとマイナス。
そこのリスクはありますよね。

ここに記載するように一長一短ではありますが、
今の会社で頑張るのも、転職するのも、独立するのも常にあり得る話なので、いつでも上位評価を貰い続けるしかないですね。
何にせ、変なストレスなく仕事に打ち込める状況を作るのが何より大事ですね。