マーケットの変化
私が新卒で入社した約17年前、私が1社目を辞める約7年前。
中途採用のマーケットや媒体の特性などが変化しています。
簡単に言うと、ある程度のスペックが必要な職種(大卒、若手など)は、
人材紹介(成功報酬)の割合が高くなっているなと思います。
私が入社したころは、一流のメーカーの技術職などでも媒体(リクナビネクストやエン転職)で
募集するのが当たり前で、今の媒体の顔ぶれとは大きく異なります。
媒体の場合、募集企業とユーザー層は少しずつリンクしてきますので、
それに伴い、媒体のユーザー層はすこしずつ年収レンジが下がり、いわゆる質が低下気味。
採用手法の基本戦略は、
簡単にいうと、採用のしやすい地域や職種は媒体。そうでなければ成功報酬(人材紹介)。
採用がしやすいかどうかは、目安にして2回求人出せば1人は採用できるが、最低ラインと私はよく言います。
これがアルバイト、正社員に関わらず、基本的な考え方と思います。
そこに合わせて、戦略を取れているか。
採用可能性の高いケースでも成功報酬サービスを使う。
採用可能性の低いケースでも媒体サービスを使う。
採用は投資と同じですので、こだわりや過去の手法ではなく、
マーケットを読みながら適切に投資していくのが有効だと思います。
これ当たり前のことに思いますが、意外とそうなっていません。
現場の採用担当は、コスト意識は低く、過去のやり方を継続することに悪い意味で真面目です。
※経営者とサラリーマンは基本的なコストや評価の捉え方が異なりますので、「任せて任せず」しかないと思います。
景気の良し悪しで一時的な変動はありますが、
長期的には今後採用コストは上がっていくと思いますので、
もう一度自社の採用に関する投資の仕方を考えるタイミングにしていただけると幸いです。